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【2025年10月】日米株価が史上最高値更新! 資産が急増した今、私たちがやるべき「2つのこと」

2025年9月、株式市場は大きな節目を迎えました。 ニュースでも話題になっていますが、日米ともに株価が史上最高値を更新しています。ご自身の確定拠出年金(DC)や投資信託の残高を見て、その増え幅に驚いている方も多いのではないでしょうか?

今回は、最新の市場動向を振り返りながら、「株価が高い今だからこそ」確認しておきたい運用のポイントについて、初心者の方にもわかりやすく解説します。


1. なぜ今、株価が上がっているのか?

2025年9月の市場は、以下の要因を背景に大きく上昇しました

  • トランプ関税への懸念後退:景気悪化への悲観論が薄れました。
  • 堅調な企業業績:企業の稼ぐ力が引き続き評価されています。

その結果、NYダウ平均株価は史上初の46,000ドル台に、日経平均株価も44,000円台に到達しています

NYダウ平均株価の推移(1985年~2025年、対数グラフ)

2. 「継続は力なり」を証明する20年間のデータ

積立投資を長く続けてきた方にとって、今回の株高は大きな恩恵となっています。 例えば、2005年10月から2025年9月までの20年間、「外国株式インデックスファンド」に毎月1万円を積み立てた場合のシミュレーションを見てみましょう

20年間の積立投資の成果。青が積立元本、赤が評価額
  • 積立元本:240万円(月1万円 × 20年)
  • 現在の評価額約1,150万円
  • 運用益約910万円のプラス

元本の約4.8倍にまで資産が成長した計算になります 。長期投資のパワーが改めて証明された形です

【用語メモ:インデックスファンドとは?】 日経平均株価やNYダウなどの「指数(インデックス)」と同じような値動きを目指す投資信託のことです。市場全体に分散投資する効果があり、長期の資産形成に向いていると言われています。


3. 「暴落」は怖い? 過去のデータから学ぶこと

これだけ大きく値上がりすると、「そろそろ暴落するのではないか?」と不安になる方もいるでしょう 。 しかし、下落のタイミングを正確に予測して売買することは、プロでも至難の業です

先ほどのNYダウのグラフ(1985年~2025年)をもう一度振り返ると、以下のことがわかります。

  • ITバブル崩壊:高値から約3割下落し、回復に約3年かかりました 。
  • リーマンショック:回復間もない時期に発生し、1年で5割以上下落。元の高値に戻るまで約5年(2013年まで)を要しました 。

ここから学べる重要な教訓は2つです。

  1. 大きな下落(〇〇ショック)があっても、市場は最終的に回復し、成長を続けてきたこと 。
  2. ただし、回復には数年単位の時間がかかること 。

4. あなたの状況別:今やるべきアクション

市場が高値圏にある今、私たちがとるべき行動は、「資産を取り崩すまでの時間」によって異なります 。

① まだ運用期間が長い方(現役世代など)

今の積立金額が「無理なく続けられる金額」であるかだけを確認し、積立を継続しましょう 。 値動きに惑わされて積立を止めてしまうのが一番の機会損失です。一時的に下がっても、将来の回復・成長を信じて待ちましょう。

② そろそろ受取が近い方(定年が近い方など)

今後5年以内に、まとまった資金を取り崩す予定(住宅リフォーム、教育資金、老後資金など)がないか確認してください 。 もし使う予定があるなら、「スイッチング」を行い、利益を確定させておくことを検討しましょう。

【用語メモ:スイッチング(預け替え)とは?】 今持っている運用商品(投資信託など)を売却し、その資金で別の商品(定期預金など)を買い直す手続きのことです。 今回のように利益が出ている株式ファンドを一部売却し、元本確保型商品に移すことで、これまでの利益を確保(ロック)することができます。


まとめ

株価が好調なときは気持ちが大きくなりがちですが、歴史を見れば調整局面は必ず訪れます。 しかし、「暴落しても回復する」という歴史と、「自分のライフプラン(いつお金が必要か)」の2点を押さえておけば、慌てる必要はありません。

市場環境が良い今こそ、一度ご自身の資産状況と今後の計画をチェックしてみてはいかがでしょうか。

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