
春は卒業や進級・進学など、ご家族のライフプラン(人生設計)が大きく変わる季節です。 新しい生活の準備と合わせて、保険や家計のルールの見直しは済まされていますでしょうか。
実は、いよいよ来月(4月)から、自転車の交通違反に対して「青切符(交通反則通告制度)」が導入されます。これまで自転車の違反は「注意」や「警告」で済まされることがほとんどでしたが、これからは「知らなかった」では済まされません。
今回は、お金のプロの視点から、今回の制度変更がもたらす家計へのリスクと、ご家庭でできる賢い備え方についてわかりやすく解説します。
ルール違反が「リアルな出費」に。青切符の対象と反則金
青切符の対象となるのは、16歳以上の自転車利用者です。 つまり、高校に進学して自転車通学を始めるお子様や、現在自転車通学をしている高校生は、まさに対象となります。
約113種類の違反行為が対象となりますが、代表的な違反と反則金の目安は以下の通りです。
| 主な違反行為 | 反則金の目安 |
|---|---|
| ながらスマホ(携帯電話使用) | 12,000円 |
| 信号無視・逆走(右側通行) | 6,000円 |
| 傘差し運転・イヤホン使用(安全運転義務違反) | 5,000円 |
| 2人乗り・並走 | 3,000円 |
お金のプロからのアドバイス
家庭内ルールの決定を
高校生にとって、数千円から1万円を超える反則金は非常に大きな金額です。万が一違反をしてしまった場合、「この反則金はお小遣いから引くのか、親が払うのか」をご家庭で事前に話し合っておくことを強くおすすめします。
また、反則金を期限内に納付すれば刑事手続きには進まず、前科もつきません。しかし、支払いを無視した場合は刑事手続きへ移行し、前科がつく可能性があります。さらに、3年以内に2回以上の危険行為で検挙されると「自転車運転者講習」の受講が義務付けられ、講習を受けなければ5万円以下の罰金が科されるという重いペナルティも存在します。
反則金より怖い?自転車事故の「高額賠償」リスク
反則金も家計にとっては痛手ですが、本当に恐ろしいリスクは「事故を起こしてしまった時の高額な賠償責任」です。
自転車は道路交通法上、れっきとした「車のなかま(軽車両)」です。歩行者と衝突して相手にケガをさせてしまった場合、加害者として高額な損害賠償を請求されるケースがあります。
実際に、未成年の高校生が加害者となった事故でも、以下のような高額賠償が命じられた判例があります。
- 【5,000万円の賠償事例】(女子高校生) 携帯電話を操作しながら無灯火で運転し、歩行中の54歳女性に追突。被害者が歩行困難となり職を失ったケース。
- 【約9,266万円の賠償事例】(男子高校生) 車道を斜めに横断し、対向車線を直進してきた24歳男性の自転車と衝突。被害者に重大な障害が残ったケース。
お金のプロからのアドバイス
賠償金は人生を狂わせる
数千万円単位の賠償金は、ご家庭の貯蓄や将来のための資金を一瞬で吹き飛ばし、ご家族全員の人生設計を大きく狂わせてしまいます。だからこそ、「万が一」に対する備えが絶対に必要不可欠です。
プロが推奨する「万が一」への賢い備え方
こうした自転車事故のリスクに備えるうえで非常に有効なのが、個人賠償責任保険(日常生活賠償保険)です。 これは、日常生活のなかで誤って他人にケガをさせたり、物を壊したりしてしまった際の賠償金をカバーしてくれる保険です。
もちろん自転車専用の保険に単独で加入することもできますが、自動車保険や火災保険の「特約(メインの保険に付け加えるオプション)」として、すでに付帯されているケースも少なくありません。特約であれば、月々数百円程度のわずかな負担で、数億円規模の補償を得られることが多く、非常にコストパフォーマンスに優れています。
春休みは家族会議と「保険の点検」のチャンス
反則金を支払わずに済むよう、そして何より、悲惨な事故を起こしたり巻き込まれたりしないよう、春休みを利用してご家族で自転車のルールを再確認しておきましょう。
同時に、以下の点をご家庭の保険証券でチェックしてみてください。
- 個人賠償責任保険に加入しているか?
- 家族全員が補償の対象になっているか?
- 補償額は十分か?(できれば1億円以上、無制限が理想です)
- 複数の保険で重複して加入し、無駄な保険料を払っていないか?
「自分の契約内容がどうなっているかよくわからない」「特約が付いているか確認してほしい」といったご不明な点がございましたら、スマートハーベスト株式会社までお気軽にご相談ください。皆様の安心できる新生活を、お金と保険の面からしっかりサポートいたします。
【ご参考】